生きにくいこの世の中で、生きることがストレスに。
人間関係に社会生活に健康にとストレスがかかる事ばかりです。
誰にでも不満はつきもので、世の中が不満で満ち溢れている。
私たちの心に湧き出る、その不満とは一体なんなのであろう?
私たちは子どもの頃から比較されて生きてきた。
兄弟、友人、通信簿、偏差値、スポーツ、営業成績、容姿など全てが比較される。
平均よりも、できる、できない、がとても重要なことであり、できると褒められて、できないと叱られる。普通に当たり前にこの仕組みのなかで成長して生きてきたのである。
そうなると、生きる喜びは人間関係のなかに生じることになる。
それは人と親しくなるのではなく、人に対して優越感を感じることで、幸福感が生まれる。
平均より下の人はなかなか優越感に浸れることがなく劣等感だけが増していく。とうぜん自尊心など芽生えることもなく何かをするたびにストレスがたまることになる。
では、平均より上の人は幸せで満たされているのかというとそうではない。
人より優れている事で幸福感を満たす人の周りには、親しくなる人は現れず、人間関係のトラブルが起きやすく孤独でストレスになる。
つまり相対評価のなかでは、人は、本当の喜びを感じることはない。
他人より優れていなければいけないと思っている限り、己の不満は泉の如く湧き出るだろう。
人との競争で勝利した喜びではなく、自分の目標を達成した喜びを知ってこそ、本質の喜びを知ることができるのではないだろうか。
自分が満足するものを持っている人は、生き方が違う。
他人がどのように評価しようが、自分は自分なのだと自我をもって自尊心を築く。
地位や名声や富ではない、精神の豊かさを持ってはじめて、君の人生が変わることだろう。
そのときこそ、君が輝くときである