円形脱毛症とは円形の局所的な脱毛症のことで、生え際やつむじの薄毛の脱毛とは原因もメカニズムも違います。
円形脱毛症は比較的、短期間であっという間に毛が抜けてしまい、気がつかないこともあります。原因は究明されていませんが、諸説あるなかで最近有力視されてきているのが、「自己免疫疾患」でリンパが毛根を誤って攻撃してしまい、毛が抜け落ちてしまう病気で、どうしてそのようになってしまうのかは、まだ明らかではありません。
昔から原因のひとつとして言われているのは、アトピー性皮膚炎や、疲労ストレス性疾患です。
円形脱毛症が一か所の場合ほとんどが自然治癒で毛が生えてきて元にもどりますが、コインより大きく複数箇所に発症した場合には、重症化していく可能性があります。
自然治癒が見込めない時は皮膚科での治療が必要で、外用薬、内服薬、局所免疫療法、局所注射など行います。
目立つ円形脱毛症は生え際、つむじ、分け目などに大きく発症した場合は数ヶ月目立ってしまいます。短髪だとどこに出ても目立ってしまいますが、ある程度長さがあるとそれ以外の箇所は髪で隠れることが多いです。
どうしても、一時的に目立たせたくない時は化粧品のマスカラを地肌に軽くつけると目立たなくさせることができます。
