年齢と共に髪の毛は細くなったり、ひとつの毛穴から生えている数が少なくなったりします。
そうすると、分け目のところの地肌が見えてきます。と、同時に髪の毛のボリュームも無くなってペッタっとした感じになってしまいます。
ずっと同じ分け目だから髪の毛が薄くなってしまうのでしょうか?
ここで少し毛根と毛穴について考えてみましょう。
通常つむじは強い渦があり毛根と毛穴はその渦に沿っている。つまり、頭皮に対して垂直には生えておらず、つむじの中心に近いほど寝て生えている。
例えば1cmの坊主にカットしてみると、通常はどの部分も頭皮に対して垂直に生えている。
しかし、長年モナリザのような真ん中分けのロン毛だった人が、坊主にしても、真ん中の分け目は残る。
関取が大銀杏(ちょんまげ)から坊主にしたら、もみあげやサイドの毛は全部真後ろに向かっている。
つまり長年同じ髪型で毛穴に対して負荷が掛かり続くと、毛穴の向きがそちらに向かい、形状形成されてしまうということが証明される。
なので、毛量の減数がない場合でも、習慣付いた髪型でボリュームが減ってしまったように錯覚してしまうことがあるのだと思う。
ボリュームの無さが気になるのであれば、毛根に負担の少ない髪型にすることをお勧めします。