会話=(興味+疑問)×言葉
初対面のお客様と会話するとき、私はまず相手を観察しているとどこかに興味が湧いてきます。そして、その興味を疑問にかえて聞きたいことを言葉にします。これが私の会話の方程式です。
私のコミュニケーションのはじまり、つまり会話のキャッチボールの第一投目は疑問文です。
はじめにお伝えしたいことがあります。
コミュニケーションは相手に興味が湧かなければ成立しませんので、全く興味が無いのであれば、その時は無理して会話をしないほうが良いと思います。
相手を知りたいと思う好奇心から会話がはじまります
私は相手が、その第一投目をどのようにキャッチしたのか、よく観察しています。
会話に興味を持って聞いてくれているのか、いないのか。目線や動作や声から探ります。私の投げた会話に興味があれば、私を見つめて耳を傾け、相槌を打ち話を聞き入ってくれます。そして、その疑問に返答し、今度は相手から返球がきます。こんな時は相手に対して最高の一投目を投げれた証です。
逆に興味の湧かない質問をしてしまうと、まず目線が泳いで、話はうわの空で退屈そうな表情になります。質問に対しても「うん」、「はい」、「いいえ」、「べつに」などと一言すまされ、返球はありません。つまり私の興味と相手の興味がすれ違ってしまいました。仕方ないので次の二投目の配球を考察してから投じます。
何度投げても返球が帰ってこない場合もあります。残念ながら相手が私に対して全く興味が無いのでしょう。こんな時はいくら努力しても良い結果になりませんので、無理しません。黙々とカットします。
話役=聞き役
会話はバランスが重要。
あなたは話す方が好きですか?聞く方が楽ですか?
自分がどちらかを知っておくと会話が楽になります。相手がどっちが好きなのか探ってみて、話役か聞き役なのかが、わかるともっと楽に会話できます。
ちなみに私は話したがりなので、自分のしたい話のための第一投目を考慮して投げかけています。しかし相手も話したがりの場合は自分ばかり話していると、聞き疲れしてしまうので、控えて、聞き役に回る努力をします。
聞き役 < 興味 < 話役
会話の相手に対して興味が湧いているのなら積極的になれるので自ずと話役になります。興味が湧かない場合は聞き役に回った方が会話を効率よくすすめられます。
コミュニケーションは興味を持って成立します。